【2026年】GaN充電器おすすめ5選|小型・高出力のUSB-C急速充電器をポート数・用途別に比較
初めて買ったGaN充電器、Anker Nano II 65Wが家に届いた日のことをまだ覚えています。箱から出した瞬間の感想は「え、小さすぎない?」でした。それまで使っていたMacBook Proの純正充電器(あのデカくて白いやつ)と並べたら、体積で半分以下。手のひらにすっぽり収まります。それで出力は同じ65W。もう元のACアダプタには戻れません。
在宅3年、平日はほぼ毎日ノートPCで仕事しています。そこにiPhone、iPad、Kindle、ワイヤレスイヤホン…気づけば充電器だらけ。机の下がタコ足配線でカオスでした。GaN充電器に切り替えてから、デスク周りの充電器は2台に減りました。
僕自身、Anker・CIO・UGREENの3メーカーを買い替えながら使ってきた結果をふまえて、2026年4月時点で手に入る65W級GaN充電器5モデルを、出力・ポート数・サイズの3軸で比較します。
GaN充電器と従来品の違い
GaN(Gallium Nitride・窒化ガリウム)は、電力変換時の損失がシリコンより少ない半導体素材です。充電器に使うと次のメリットがあります。
| 比較項目 | 従来(シリコン)充電器 | GaN充電器 |
|---|---|---|
| サイズ | 大きい(放熱構造が必要) | 約40〜60%小型化 |
| 発熱 | 高め | 低め |
| 変換効率 | 約85〜90% | 約92〜95% |
| 価格 | 安い(1,000〜2,000円台) | やや高い(3,000〜6,000円台) |
ひとことで言えば「小さいのに熱くならない、しかもパワーは同じかそれ以上」。2023年頃から価格がこなれて、いまは65Wクラスが4,000円台で買えます。僕が最初に買ったときは7,000円くらいした気がします。時代の進み方は早い。モバイルバッテリーの急速充電にも相性が良くて、セットで持ち歩くと外出先の充電環境が一気に快適になりますよ。
選び方のポイント5つ
1. 最大出力W数
ノートPCを充電するなら最低45W、できれば65Wが目安です。MacBook Air(13インチ)なら30Wでも足りますが、MacBook ProやWindows機は65W以上を要求するモデルが多いですね。
僕は最初に45Wの安いやつを買って、MacBook Proでブラウザをバリバリ動かすと充電が追いつかない失敗をしました。使いながらだと電池残量がじわじわ減っていくんです。45W→65Wに買い替えてそれが一発で解決しました。迷ったら65Wを選んでおけば外しません。スマホだけなら20〜30Wで十分です。
2. ポート数と種類
- 1ポート:荷物を最小にしたい出張・カフェ作業向き
- 2ポート:PC+スマホの同時充電に対応。汎用性が一番高い
- 3ポート以上:家族や複数デバイス持ちに便利。ただし同時使用時は出力が分散します
僕は出張用と自宅デスク用でポート数を変えています。出張は1ポート、自宅は3ポート、という使い分け。
3. サイズと重量
ポート数が増えるほど本体は大きくなります。持ち運び重視なら100g以下の1ポートモデルが最適ですね。デスク据え置きなら多少大きくても気になりません。
4. PD / PPS対応
USB PD(Power Delivery) 対応は必須です。加えてPPS(Programmable Power Supply) に対応していると、Galaxy Sシリーズなど一部スマホで最大45Wの超急速充電が使えます。iPhoneユーザーはPD対応だけで問題ないですよ。
5. 折りたたみプラグ
持ち運ぶなら折りたたみプラグは地味に効きます。カバンの中でプラグが他の荷物を傷つけないし、コンパクトに収まる。据え置き用途なら気にしなくてOK。
おすすめGaN充電器5選
1. Anker Nano II 65W ― 1ポート最小クラスの定番で迷ったらこれ
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 最大出力 | 65W |
| ポート | USB-C × 1 |
| サイズ | 約36 × 42 × 34mm |
| 重量 | 約112g |
| PD / PPS | PD 3.0対応 / PPS非対応 |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 実売価格 | 約4,490円 |
僕が一番最初に買ったGaN充電器がこれでした。65W出力でクレジットカードより小さいサイズ。出張カバンに放り込んでも存在感ゼロ。MacBook Pro 13インチをフルスピードで充電できます。
1週間の地方出張に持っていったとき、ホテルで「あれ、充電器持ってきたっけ?」と何度もカバンを探しました。それくらい存在感がないんですよね。小さすぎて逆に不安になるレベル。ここだけは惜しい:PPS非対応なのでGalaxyの超急速充電には使えません。iPhoneユーザーには関係ない話です。
僕なら、ノートPC1台だけで出張が多い人、カフェ作業メインの人にすすめます。1ポートでいいなら迷う必要なし。
2. CIO NovaPort DUO II 65W ― 国産ブランドの2ポートモデル
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 最大出力 | 65W(2ポート合計) |
| ポート | USB-C × 2 |
| サイズ | 約42 × 38 × 32mm |
| 重量 | 約95g |
| PD / PPS | PD 3.0 / PPS対応 |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 実売価格 | 約4,980円 |
大阪発のガジェットブランドCIOが作る2ポートモデル。独自の「Nova Intelligence」で接続デバイスに応じて出力を自動配分してくれます。95gという軽さは2ポート充電器としてはトップクラス。
使っていて気になったのが、PC充電中にiPhoneを繋ぐとPC側の出力が45W→30Wくらいに落ちること。ミーティング中にPCのバッテリーが減っていく感覚があって、「あ、これ同時充電してるせいだ」と気づきました。2ポート合計65Wなので仕様どおりではあるんですが、ここは3ポートモデルより出力の分散が顕著に感じます。PPS対応でGalaxyの超急速充電にも使えるのと、国産ブランドのサポート安心感は本物です。
僕なら、PC+iPhoneをカフェで同時に充電したい人、国産ブランドの安心感が欲しい人にすすめます。軽さで選ぶならこれ。
3. UGREEN Nexode 65W 3ポート ― コスパ最強の3ポート
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 最大出力 | 65W(3ポート合計) |
| ポート | USB-C × 2 + USB-A × 1 |
| サイズ | 約35 × 55 × 32mm |
| 重量 | 約130g |
| PD / PPS | PD 3.0 / PPS対応 |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 実売価格 | 約4,280円 |
3ポートで4,280円。コスパはぶっちゃけ正気じゃないです。USB-Aポートが1つあるのが地味にありがたくて、古いKindleとか有線のマウスとか、まだUSB-Cに移行しきれていないデバイスをそのまま挿せます。我が家のKindle Paperwhiteは第7世代でmicro-USB。こいつにUSB-A→micro-USBケーブルで給電できるのは助かります。
ここだけは惜しい:本体がやや横長で、コンセントが隣にある場合にブロックしがち。僕はデスク下のタップに挿しているんですが、隣のタップ穴が半分くらい隠れます。コンセント位置を確認してから買った方がいいですよ。
僕なら、自宅デスクに据え置きで3ポート欲しい人、USB-A機器がまだ残っている人、とにかく安く揃えたい人にすすめます。
4. Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) ― 3ポートのバランス型
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 最大出力 | 65W(3ポート合計) |
| ポート | USB-C × 2 + USB-A × 1 |
| サイズ | 約38 × 66 × 30mm |
| 重量 | 約132g |
| PD / PPS | PD 3.0 / PPS対応 |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 実売価格 | 約5,990円 |
Ankerの第3世代GaN技術「GaNPrime」搭載の3ポートモデル。PowerIQ 4.0で接続機器に応じた最適な電力配分を行います。
UGREEN Nexodeとの差額は約1,700円。この差は何に払っているかというと、Ankerブランドの信頼感と手厚いサポートです。僕は過去にAnkerのモバイルバッテリーが2年で膨らんだとき、レシートと写真を送ったら無償交換してもらえました。その対応を体験してから、充電まわりはAnkerで揃えるようにしています。ここだけは惜しい:Nano IIほどのコンパクトさはなく、サイズは少し大きめ。
僕なら、少し高くてもブランドとサポートで選びたい人、すでにAnker製品で揃えている人にすすめます。長く使うつもりなら差額の価値はあります。
5. UGREEN Nexode Pro 65W 3ポート ― GaN II搭載の上位モデル
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 最大出力 | 65W(3ポート合計) |
| ポート | USB-C × 2 + USB-A × 1 |
| サイズ | 約30 × 55 × 40mm |
| 重量 | 約120g |
| PD / PPS | PD 3.0 / PPS対応 |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 実売価格 | 約5,580円 |
UGREENの上位ライン「Nexode Pro」は通常版よりさらに小型化した3ポートモデル。GaN IIチップ採用で発熱が抑えられていて、長時間の充電でも本体が熱くなりにくいのが特徴です。通常版との価格差は約1,300円。そのぶんサイズと放熱性能が改善されています。
僕は夏場、ノートPCを3時間くらい充電しっぱなしにして触ったら、通常版の方はじわっと温かくてびっくりしたことがあります。Nexode Proに替えたらその熱さが明らかに減りました。3ポートで持ち運びコンパクトさも欲しいなら、現時点でバランスが一番いいモデルです。ここだけは惜しい:Ankerほどのブランド安心感はありません。品質自体は問題ないですが、初期不良時の対応速度はAnkerよりやや見劣りします。
僕なら、3ポートで持ち運びも兼ねたい人、発熱の少なさを重視する人にすすめます。
5モデル比較まとめ
| モデル | 最大出力 | ポート数 | 重量 | PPS | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Anker Nano II 65W | 65W | C×1 | 112g | × | 約4,490円 |
| CIO NovaPort DUO II | 65W | C×2 | 95g | ○ | 約4,980円 |
| UGREEN Nexode 65W | 65W | C×2+A×1 | 130g | ○ | 約4,280円 |
| Anker 735 GaNPrime | 65W | C×2+A×1 | 132g | ○ | 約5,990円 |
| UGREEN Nexode Pro 65W | 65W | C×2+A×1 | 120g | ○ | 約5,580円 |
まとめ
GaN充電器は「小さい・軽い・パワフル」の三拍子が揃っています。選ぶ軸は「何台同時に充電したいか」と「持ち運ぶかどうか」。この2つで決めれば外しません。
- 荷物を最小にしたい → Anker Nano II 65W
- PC+スマホの2台持ち → CIO NovaPort DUO II 65W
- コスパ重視で3ポート → UGREEN Nexode 65W
- ブランド・サポート重視 → Anker 735 Charger
- 3ポートで最小サイズ → UGREEN Nexode Pro 65W
僕自身、3年前までデカくて熱くなるACアダプタを持ち歩いていました。いまのカバンの軽さを知ってしまうと、もう戻れない。最初の1台で迷っているならAnker Nano IIかUGREEN Nexodeのどちらかを買っておけば、ほぼ後悔しないですよ。
よくある質問
PCとスマホを同時に充電すると充電速度は落ちる?
落ちます。複数ポートモデルでは同時充電時に出力が分散されるためです。たとえば65W対応の2ポートモデルでは、PC側に45W・スマホ側に20Wのように自動配分されるのが一般的。1台だけ充電するときは最大出力がフルに使えます。急ぎでPCをフル充電したいときはスマホ側を一旦外すのが裏技です。
GaN充電器は発熱が気になりますが、火災の危険はありますか?
GaN充電器はシリコン充電器より変換効率が高いぶん、発熱は少ないです。PSEマーク取得済みの製品(Anker・CIO・UGREENなど主要メーカー品)なら安全基準を満たしているので、通常使用での危険性はほぼ心配いりません。ただし布団の下や密閉したカバンの中で充電しっぱなしにするのは避けてください。熱がこもるのは本体にとっても家にとってもよくないです。
よく聞かれるけど、100均のGaN充電器って本当にやばいの?
個人的には100均やノーブランド品はやめた方がいいです。出力表記が実測と違うケースや、過電流保護が不十分なケースが報告されています。数百円〜1,000円の差で、高価なMacBookやiPhoneのバッテリーを危険にさらす意味はないですよね。Anker・CIO・UGREENなど実績のあるメーカーを選んでおくのが無難です。
iPhoneの急速充電にGaN充電器は必要ですか?
必須ではないです。iPhone 15以降はUSB-C対応で、20W以上のPD充電器があれば急速充電が可能。ただ、コンパクトさと「いつかノートPCも充電するかも」という将来性を考えると、GaN充電器を1つ持っておくメリットは大きいですよ。特に出張・旅行が多い人は1台持っておくと快適さが全然違います。僕は旅行のときスマホ用とPC用の充電器を別々に持ち歩くのが面倒で、GaN 1台に集約しました。
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