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【2026年4月施行】モバイルバッテリーの飛行機新ルール|持ち込み制限・機内使用禁止を解説

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Photo by OrnaW on Pixabay

「機内でスマホ充電できないって、地味に痛くないですか?」——出張で月に数回、ANA・JAL・ピーチあたりを使い分けている僕が、新ルールの一報を見たときの正直な感想です。

2026年4月中旬から、飛行機内でのモバイルバッテリーの使用・充電が原則禁止になり、持ち込み個数も容量に関係なく「1人最大2個まで」に制限されます。預け入れは従来通り禁止のまま。知らずに空港で止められないよう、搭乗前に整理しておきましょう。

2026年4月からの新ルール:何が変わる?

国土交通省は、国際民間航空機関(ICAO)の基準改定を受けて、2026年4月中旬からモバイルバッテリーの機内持ち込みルールを厳しくしました。きっかけは2025年に国内外で相次いだ、機内でのモバイルバッテリー発火・発煙事故。韓国・エアプサン機の全焼事故が特に大きく報道された記憶、ある人も多いはずです。

僕は出張前日のルーティンとして「スマホ・イヤホン・モバイルバッテリーを全部フル充電しておく」のを徹底しているんですが、新ルール施行後はさらにその重要度が上がりますね。機内で足りなくなっても、もう手元のバッテリーから追加充電できません。

変更前(〜2026年4月中旬)

項目ルール
預け入れ禁止(必ず手荷物)
100Wh以下個数制限なし
100Wh〜160Wh2個まで(航空会社の承認が必要な場合あり)
160Wh超持ち込み禁止
機内での使用可能(ただし目視できる場所で)

変更後(2026年4月中旬〜)

項目ルール
預け入れ禁止(変更なし)
持ち込み個数容量に関係なく最大2個まで
160Wh超持ち込み禁止(変更なし)
機内での使用原則禁止
機内での充電禁止(バッテリー自体への充電)
収納場所頭上の収納棚は禁止、手元に保管

特に注意すべき3つの変更点

1. 機内でのモバイルバッテリー使用が禁止

これまでは座席で目視しながらであれば使えましたが、新ルールでは機内でモバイルバッテリーを使ってスマホ等を充電すること自体が禁止になります。ただし、座席に備え付けのUSB/電源ポートからの充電は引き続きOK。ここが唯一の救いですね。

ちなみに僕、昨年の羽田→福岡便で機内Wi-Fiに繋ぎながら仕事しようとして、バッテリー残量が怪しくなったのでモバブを出してスマホに接続したら、CAさんから「恐れ入ります、使用中は目視できる状態でお願いします」と優しく声をかけられた経験あり。新ルール施行後は、もうその「使用中声かけ」すら通用しません。完全に使えない前提で準備する。

2. 個数制限が厳格化

これまで100Wh以下は個数無制限でしたが、新ルールでは容量に関係なく、予備電池と合算して1人2個までに制限されます。カメラの予備バッテリーなども含まれるため、出張にカメラを持っていく人は地味に要注意。

僕はα7Cを持っていく出張のとき、予備バッテリー2個+モバブ2個でカバンにポンポン入れてたんですが、新ルール下だと2個オーバーで完全アウト。合算カウントに慣れるまで少し混乱しそうです。

3. 収納場所の制限

昨年7月からすでに適用されているルールですが、頭上の収納棚にモバイルバッテリーを入れることは禁止。常に手の届く範囲(座席ポケットなど)に保管する必要があります。

このルール施行直後、ピーチ便で離陸前にリュックを頭上棚に上げたら、CAさんに「モバイルバッテリーは座席下か前のポケットへお願いします」と案内されました。それまでノータイムで棚に放り込む癖がついてたので、最初は「あ、そうだった」と毎回戻す動きに。膝上か座席ポケット運用、慣れるまで1〜2ヶ月かかった感覚です。

Wh(ワット時)の計算方法

自分のモバイルバッテリーが何Whなのかわからない方は、以下の計算式で求められます。

Wh = 電圧(V)× 容量(mAh)÷ 1,000

リチウムイオン電池の定格電圧は一般的に3.7Vなので、

  • 10,000mAh → 3.7 × 10,000 ÷ 1,000 = 37Wh
  • 20,000mAh → 3.7 × 20,000 ÷ 1,000 = 74Wh
  • 27,000mAh → 3.7 × 27,000 ÷ 1,000 = 99.9Wh(ギリギリ100Wh以下)

一般的な10,000mAh〜20,000mAhのモバイルバッテリーは100Wh以下なので、持ち込み自体は問題ありません。ただし2個までの個数制限に注意。僕も一度、出張前にスマホの電卓で自分のバッテリー容量を検算してから空港に行きました。表記されていれば一発でわかるので、本体側面のWh表記を見ておくのが早いです。最近のAnker・CIO製はWh表記が印字されているので、その場で確認できます。

飛行機旅行でのモバイルバッテリー対策

搭乗前にやるべきこと

  1. スマホ・タブレットをフル充電してから搭乗する(機内で充電できないため)
  2. モバイルバッテリーの個数を確認(予備電池と合算で2個まで)
  3. 容量(Wh)を確認(160Wh超は持ち込み不可)
  4. 破損・膨張していないか確認(状態が悪いものは持ち込み不可)
  5. 端子にテープを貼る(ショート防止の推奨対策)

5番の端子テープは正直面倒で、最初はサボってました。でも膨張事故のニュースを見てからは100均のビニールテープを常備してやってます。鞄の中で他の金属と触れてショートするリスクを考えると、この一手間は安い保険。

機内での過ごし方

  • 座席のUSBポートや電源コンセントを活用する
  • 機内Wi-Fiを使う場合は、事前にコンテンツをダウンロードしてバッテリー消費を抑える
  • 機内モードで不要な通信をオフにする

国内線の短距離便、特にLCC(ピーチ・ジェットスター・スプリングジャパン)だとそもそもUSBポートがない機材が大半です。僕は関空→新千歳のピーチ便でポート無し機材に当たり、スマホ残量20%のまま2時間耐える羽目になったことがあります。搭乗前のフル充電が最大の防御策、これは本当です。

持ち込みOKなおすすめモバイルバッテリー

飛行機旅行に最適なモバイルバッテリーの条件は「100Wh以下」「容量が表示されている」「PSEマーク付き」の3つです。以下は僕が候補として見比べた3製品。出張のタイプによって向き不向きがはっきり分かれます。

Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C)

項目スペック
容量5,000mAh(18.5Wh)
重量約160g
出力最大30W
特徴ACアダプター一体型

充電器とモバイルバッテリーが一体になった便利モデル。コンセントに直接挿して充電でき、荷物が一つ減らせるのが強みです。5,000mAhとコンパクトなので、搭乗前にラウンジや搭乗口近くのコンセントで満タンにしておく使い方が最適。

惜しいのは容量が5,000mAhと小さい点。長時間フライトで複数回充電したい人には足りません。あくまで「フライト前の最後の補充」用に割り切るのが正解。

CIO SMARTCOBY SLIM 20W

項目スペック
容量5,000mAh(18.5Wh)
重量約108g
出力最大20W
特徴カードサイズ・超軽量

わずか108gのカードサイズで、ポケットに入れても邪魔になりません。僕は出張時にこれをジャケットの内ポケットに入れていて、重さをほぼ感じないのが気に入っています。膝上運用前提の新ルール時代、ポケットから出し入れする前提のサイズ感は相性良し。

ただ、出力20WだとノートPC用としてはパワー不足。MacBookを充電したい人には厳しいです。でも旅行中にポケットで気兼ねなく持ち歩けるサイズ感は、この軽さでないと実現できない。スマホ特化で割り切るなら買い。

Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C)

項目スペック
容量10,000mAh(37Wh)
重量約210g
出力最大30W
特徴USB-Cケーブル内蔵

10,000mAhの容量がありながらコンパクト。ケーブル内蔵でケーブル忘れの心配もなし。長時間フライトの前後に使うには十分な容量です。僕は羽田→那覇のような3時間クラスの便でメインに使ってます。

惜しいのは内蔵ケーブルが短めで固定されている点。角度を変えたい場面や、充電しながらスマホを操作したいときにちょっと不自由を感じます。別ケーブルを1本持っておくと万全。

各航空会社の対応状況

2026年4月時点で、機内でのモバイルバッテリー使用を禁止・制限している航空会社が増えています。主要どころを整理すると、もはや世界的に「機内では使わない」が標準になりつつある流れです。

航空会社機内使用備考
ANA(国内線)2026年4月〜禁止予定国交省の新ルールに準拠
JAL(国内線)2026年4月〜禁止予定国交省の新ルールに準拠
ピーチ・ジェットスター等LCC2026年4月〜禁止予定国交省の新ルールに準拠
シンガポール航空2025年4月〜禁止使用・充電ともに禁止
エミレーツ航空禁止安全上の理由
大韓航空2026年1月〜禁止全便対象

搭乗する航空会社の最新ルールは、必ず公式サイトで確認してください。特に国際線の乗り継ぎがある場合、各社のルールが微妙に違うので要チェック。僕がよく使うANA公式アプリは搭乗直前にお知らせが出るので、そこで都度確認する運用にしてます。

まとめ

2026年4月からのモバイルバッテリー飛行機持ち込みルールのポイントをまとめます。

  • 機内での使用・充電は原則禁止
  • 持ち込み個数は容量に関係なく最大2個まで(予備電池と合算)
  • 預け入れは引き続き禁止(必ず手荷物に)
  • 頭上の収納棚には入れない(手元に保管)
  • 搭乗前にデバイスをフル充電しておくのが最善の対策

僕みたいに月数回の国内線ユーザーだと、今回のルール変更は「これまで以上に出発前の充電習慣が効いてくる」という話です。ルールを正しく理解して、安全でスムーズな空の旅にしましょう。


よくある質問

Q. 機内でモバイルバッテリーを使えなくなったのはいつから?

A. 2026年4月中旬から、国土交通省の新ルールにより機内でのモバイルバッテリーの使用・充電が原則禁止になりました。座席備え付けのUSBポートや電源コンセントは引き続き使用可能です。

Q. モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れられる?

A. 従来通り禁止です。リチウムイオン電池製品は必ず機内持ち込み手荷物として持参してください。これは新ルール前から変わっていません。

Q. カメラの予備バッテリーはモバイルバッテリーの個数制限に含まれる?

A. はい、含まれます。2026年4月以降は予備電池と合算して1人最大2個の制限。カメラバッテリー1個+モバイルバッテリー1個で上限に達するため、一眼カメラを持っていく人は要注意です。僕はα7C出張時にこれで引っかかりそうになりました。

Q. 自分のモバイルバッテリーが何Whかわからない場合はどうすればいい?

A. 「Wh = 電圧(V)× 容量(mAh)÷ 1,000」で計算できます。電圧が記載されていない場合は3.7Vで計算してください。10,000mAhなら37Wh、20,000mAhなら74Whです。本体やパッケージにWh表記がある製品はそのまま確認できます。


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