車中泊にポータブル電源は必要?容量の目安とおすすめ3選

車中泊にポータブル電源は必要?容量の目安とおすすめ3選
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車中泊をやってみたくてポータブル電源を買ったはいいけど、最初の旅行で容量が足りなくて朝方にスマホの充電が切れました。暗い車内で「あと30%あれば…」と後悔したのが僕の原点です。

車中泊でポータブル電源を使うなら、何を何時間動かすかを先に計算しないと同じ失敗を繰り返します。この記事では必要な容量の計算方法と、車中泊に向いているモデルを3つ紹介しますね。


車中泊でポータブル電源が必要な理由

車のシガーソケットからも充電できるのに、なぜポータブル電源が必要なのか。理由は2つあります。

1つ目はエンジンを切った状態で家電が使えることです。車中泊でエンジンをかけっぱなしにすると、一酸化炭素中毒のリスクがあります。駐車場やSAでの長時間アイドリングはマナー違反でもありますよね。ポータブル電源なら完全に無音・無排気で電気が使えます。

2つ目は容量が圧倒的に大きいことです。モバイルバッテリーだとスマホ数回分が限界ですが、ポータブル電源なら電気毛布を一晩中動かせます。冬の車中泊ではこの差が命に関わりますよ。


容量はどのくらい必要?用途別の目安

車中泊で使う家電の消費電力から必要な容量を計算してみましょう。

家電消費電力(目安)8時間使用時の消費
スマホ充電(2台)約20W約40Wh
LEDランタン約5W約40Wh
電気毛布(弱)約40W約320Wh
車載冷蔵庫(15L)約45W約360Wh
小型扇風機約10W約80Wh

ソロ1泊(スマホ+ランタン+扇風機)

最低限の装備なら約160Whで足ります。300Whクラスのコンパクトモデルで十分です。ただし「ギリギリ足りる」はやめたほうがいいですね。バッテリーは使い切ると寿命が縮むので、実際に使う量の1.5〜2倍の容量を選ぶのが鉄則です。

1泊+電気毛布(冬の車中泊)

電気毛布を弱で8時間使うだけで約320Wh。スマホやランタンを合わせると約400Wh以上になります。500〜700Whクラスが安心圏ですね。ただし気温が低いとバッテリーの実効容量が下がるので、**冬は表記容量の70〜80%**で計算してください。

連泊+車載冷蔵庫

冷蔵庫を24時間動かすなら1,000Wh以上は必須です。2泊以上するなら走行充電やソーラーパネルと組み合わせないと容量が持ちません。ソーラーパネルとのセット使いはポータブル電源×ソーラーパネルセットおすすめ3選で詳しく書いています。


車中泊におすすめのポータブル電源3選

1. Jackery ポータブル電源 1000 New【1泊〜連泊のベストバランス】

項目スペック
容量1,070Wh
定格出力1,500W
重さ約10.8kg
充電時間約1.7時間(AC)
バッテリーリン酸鉄リチウム(3,000回以上)

車中泊の定番です。1,070Whあれば電気毛布+スマホ+ランタンの1泊は余裕で持ちますし、冷蔵庫を追加しても朝まで持ちます。リン酸鉄リチウムで3,000回以上の充放電サイクルなので、週末ごとに使っても10年以上持つ計算ですね。

アプリ連携で残量をスマホから確認できるのが地味に便利。暗い車内でいちいち本体を見に行かなくていいんですよ。セール時には6万円前後まで下がることがあるので、急がないならセールを待つのもありです。

1位

Jackery ポータブル電源 1000 New

約89,900円

容量 1,070Wh
定格出力 1,500W
重さ 約10.8kg
バッテリー リン酸鉄リチウム(3,000回以上)

Good

  • ・1,070Whで電気毛布+冷蔵庫を1泊カバーできる
  • ・リン酸鉄リチウムで10年以上の長寿命
  • ・アプリで残量確認・リモート操作が可能

Bad

  • ・約10.8kgとやや重い
  • ・充電速度はAnker C1000に劣る

2. Anker Solix C1000 Gen 2【出発前に急速充電したい人向け】

項目スペック
容量1,024Wh
定格出力1,800W
重さ約12.0kg
充電時間約54分(AC)
バッテリーリン酸鉄リチウム

約54分でフル充電できるのが最大の強みです。金曜の仕事終わりに「明日車中泊行こう」となっても、帰宅して1時間でフル充電して出発できます。Jackeryの約1.7時間と比べると圧倒的に速いですね。

定格出力も1,800Wと高く、IHクッカーや電子レンジも動かせます。車中泊で料理までやりたい人にはこれ一択。ただし約12kgとやや重いのと、価格が約10万円と1,000Whクラスでは高めです。

2位

Anker Solix C1000 Gen 2

約99,990円

容量 1,024Wh
定格出力 1,800W
重さ 約12.0kg
充電時間 約54分(AC)

Good

  • ・約54分の超高速充電で急な出発にも対応
  • ・1,800WでIHクッカーも使える
  • ・Ankerブランドの信頼性

Bad

  • ・約12kgと重め
  • ・価格は約10万円と高め

3. Jackery ポータブル電源 300 Plus【ソロ1泊・ミニマル派向け】

項目スペック
容量288Wh
定格出力300W
重さ約3.75kg
充電時間約2時間(AC)
バッテリーリン酸鉄リチウム(3,000回以上)

「スマホ充電とランタンだけ動けばいい」というミニマル派にはこれで十分です。約3.75kgで片手で持てるので、車から降ろす必要もありません。助手席の足元に置いておけばケーブルも届きますよ。

電気毛布を使いたい場合は容量的にギリギリ(弱運転で約5〜6時間)です。冬に安心して使いたいなら上のJackery 1000 Newに上げたほうがいいですね。

3位

Jackery ポータブル電源 300 Plus

約39,800円

容量 288Wh
定格出力 300W
重さ 約3.75kg
バッテリー リン酸鉄リチウム(3,000回以上)

Good

  • ・約3.75kgの超軽量で積み下ろしが楽
  • ・リン酸鉄リチウムで10年以上の長寿命
  • ・約39,800円で手を出しやすい

Bad

  • ・電気毛布は弱でも5〜6時間が限界
  • ・大型家電には出力不足

車中泊でポータブル電源を使うときの注意点

高温になる車内に放置しない

真夏の車内は60℃を超えます。リチウムイオン電池は高温に弱いので、日中は日陰に移動するか車外に出してください。リン酸鉄リチウム電池は三元系より熱に強いですが、それでも45℃以上の環境は避けたほうが寿命が延びますよ。

換気はしっかり確保する

ポータブル電源自体は排気ゼロですが、冷却ファンが回ると車内の空気を循環させます。窓を少し開けて換気を確保してください。冬は結露防止にもなるので一石二鳥ですね。

走行充電できるケーブルを持っておく

シガーソケットからの走行充電に対応しているモデルなら、移動中に充電できます。連泊する場合は走行充電用のケーブルを忘れずに持参してください。


よくある質問

エンジンをかけたまま充電してもいいの?

車のバッテリーに負担がかかるため、エンジンON(走行中)のみ推奨です。エンジンOFF+シガーソケット充電は車のバッテリーが上がるリスクがあるので避けてください。

車中泊用と防災用を兼ねるならどの容量がいい?

1,000Whクラスが最適です。車中泊では1〜2泊、防災では冷蔵庫を12時間以上動かせます。Jackery 1000 NewかAnker C1000 Gen 2のどちらかを選べば、両方の用途をカバーできますよ。防災用途の詳しい選び方はポータブル電源は防災に本当に必要?を参考にしてください。

車載冷蔵庫とポータブル電源、どっちを先に買うべき?

ポータブル電源が先です。冷蔵庫がなくてもクーラーボックス+保冷剤で代用できますが、電気がないと夜の照明・スマホ充電・扇風機が全部使えません。必要な容量の詳しい計算はキャンプで冷蔵庫を使うにはポータブル電源は何Wh必要?で解説しています。

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