Ray-Ban Metaは重い?HUAWEI Eyewearと2台持ち比較
8万9,100円のメガネを発売日に買いました。毎日かけて3か月。その僕が最初に書いておきたいのは、このメガネの最大の売りであるAI機能を、僕はほとんど使っていないという話です。
しかも平日はかけません。仕事の日は2年以上使っているHUAWEIのオーディオグラスに戻ります。理由は重さと、かけているうちにずり落ちてくること。実際に測ったら Ray-Ban Meta が51g、HUAWEI Eyewear が36g でした。
この記事では、その2台を毎日使い分けている僕が、どっちをどんな人に薦めるかを書きます。

僕が持っている2台
左が OWNDAYS × HUAWEI Eyewear(初代)、右が Ray-Ban Meta (Gen 2) ウェイファーラー です。どちらも度なしのクリアレンズで使っています。
Ray-Ban Meta は日本では2026年5月21日に発売されました。価格は73,700円〜89,100円で、僕が買ったのはシャイニーブラックに調光グラファイトグリーンレンズを合わせた89,100円のモデルです。

つるの内側に RAY-BAN META WAYFARER (GEN 2) ESSILORLUXOTTICA と刻印があります。Gen 1 と Gen 2 は見た目がよく似ているので、中古で買うときはここを見ると確実です。
HUAWEI のほうは2022年6月にオンデーズとファーウェイが組んで出したオーディオグラスで、当時の価格は税込32,780円でした。カメラもAIも積んでいません。音が出るだけのメガネです。
結論:どっちを買えばいいか
先に答えを書きます。
| こういう人 | 選ぶべき |
|---|---|
| 写真や動画を手ぶらで撮りたい | Ray-Ban Meta |
| 室内と屋外を行き来する(サングラス兼用にしたい) | Ray-Ban Meta(ただし運転中は効きません) |
| 1日中かけっぱなしにしたい | HUAWEI Eyewear |
| 仕事中に音楽を流したい | HUAWEI Eyewear |
| 音質を優先したい | HUAWEI Eyewear |
| AIアシスタントを使い倒したい | どちらも期待しすぎない |
カメラが要らないなら、3分の1以下の値段で済みます。 これが3か月使った僕の正直な結論です。
スペック比較
| 項目 | Ray-Ban Meta (Gen 2) | HUAWEI Eyewear(初代) |
|---|---|---|
| 実測重量 | 51g | 36g |
| 価格 | 73,700〜89,100円 | 32,780円(税込・当時) |
| カメラ | 12MP・3K動画 | なし |
| スピーカー | オープン型(指向性) | オープン型 |
| マイク | 5基 | あり(通話対応) |
| 連続再生 | 単体 最大8時間 / 充電ケース込み 最大48時間 | 音楽 約6時間 / 通話 約4.5時間 |
| 防水 | IPX4 | IPX4 |
| AIアシスタント | Meta AI 搭載 | なし |
| 調光レンズ | 選べる(僕のはクリア↔グリーン。車内では効きません) | なし |
| 度付き | 対応(別売) | 対応(オンデーズで作れる) |
重量は僕が同じスケールで測った実測値です。Ray-Ban Meta は重量が公表されておらず、海外メディアでも48gと52gで数字が割れているので、自分で測りました。
違い①:15gの差が「かけていられる時間」を決める
51gと36g。数字にすると15gですが、この差は鼻と耳にずっとかかり続けます。
上から見ると理由がはっきりします。

左のHUAWEIに対して、右のRay-Ban Metaはつるが明らかに太い。バッテリーとカメラとスピーカーがここに入っているので当然なのですが、この太さがそのまま重さになります。
HUAWEIのほうは、かけていることを忘れます。本当にただのメガネ。だから仕事の日はこっちです。朝から夜まで外さなくても平気でした。
Ray-Ban Meta のほうは、かけているうちにずり落ちてきます。これが平日にかけない一番の理由です。
違い②:ずり落ちる原因は重さだけじゃない
最初は重いからずれるのだと思っていました。でも2台を見比べて、それだけではないと気づきました。
鼻に当たる部分の作りが違うんです。

HUAWEIには独立した透明の鼻パッドが付いています。メガネでおなじみのアレです(クリングスと呼ばれる部品)。金属の腕で支えられているので、高さも角度も自分の鼻に合わせて調整できます。だから安定する。
一方のRay-Ban Metaは、ウェイファーラーというサングラスの形をそのまま使っているので、ブリッジがフレームと一体成型です。鼻パッドがない。つまり調整という選択肢が最初からありません。
そしてレイバンは欧米のブランドなので、鼻ブリッジが高い前提で設計されています。鼻が低いと支えきれずに落ちてくる。ここに51gの重さが乗るので、余計にずれやすくなります。
買う前にできる対策が3つあります
これから買う人は、ここで対策できます。
- ヘッドライナー(Headliner)のローブリッジフィットを選ぶ — Ray-Ban Meta には鼻ブリッジを低くした「Low Bridge Fit」というモデルがあります。ただし設定があるのはヘッドライナーだけで、僕が買ったウェイファーラーにはありません(ウェイファーラーはレギュラーとラージのサイズ違いのみ)。鼻が低い自覚がある人は、形よりフィットで選んだほうが後悔しないです
- 度付きにするならOpticsシリーズ — こちらは鼻パッドの高さを3種類から調整できます
- 店舗で試着する — 8万円台の買い物です。レイバンの直営店や正規取扱店で、実際に顔に乗せてから決めるのが一番確実
僕はウェイファーラーの見た目で選んで、ずり落ちについては後から知りました。見た目で選ぶなら、ずれることは織り込んでおいたほうがいいです。
違い③:8万9,100円の正体はAIじゃなくてカメラだった
買う前に一番期待していなかったのがカメラで、使ってみて一番良かったのもカメラでした。
12MPで写真、3Kで動画が撮れます。正直、思っていたよりずっと画質が良い。スマホを取り出す動作がまるごと消えるので、両手がふさがっている場面での強さが出ます。

フレームの左上に見える丸がカメラです。反対側には撮影中に光るLEDが付いていて、これは消せません。周りから見て「今撮っている」と分かるようになっているので、撮る側としてはむしろ気が楽です。
Ray-Ban Metaを買うか迷っているなら、判断基準はAIではなくカメラを使うかどうかだと思います。カメラを使わないなら、この価格差を正当化するものがほとんど残りません。
違い④:AI機能は結局ほとんど使わなかった
Meta AI に話しかけられるのがRay-Ban Metaの売りです。日本語のライブ翻訳にもアップデートで対応しました。
それでも僕は使っていません。3か月毎日かけて、です。
理由を自分なりに考えると、声で聞きたいことが日常にそんなに無いというのが正直なところです。調べ物はスマホのほうが速いですし、外で独り言のように話しかけるのは抵抗があります。翻訳は海外に行く予定がないと出番がない。
ここは期待して買うと肩透かしを食らう部分です。AIグラスという呼び方に引っ張られすぎないほうがいいと思います。
違い⑤:音質は安いHUAWEIのほうが好みだった
これは自分でも意外でした。
音楽を聴き比べると、HUAWEIのほうが好みの音です。値段は3分の1以下なのに。Ray-Ban Meta の音が悪いわけではないのですが、聴いていて気持ちいいのはHUAWEIでした。

HUAWEIはもともと「音が出るメガネ」として作られた製品なので、そこに全部振っているのだと思います。音楽と動画視聴が主目的なら、高いほうを買う理由はここでも無くなります。
どちらもオープン型なので、静かな部屋で音量を上げると周りに聞こえます。電車やオフィスで使うなら音量は控えめに。
違い⑥:調光レンズはスペック表に出てこない価値
僕がRay-Ban Metaをプライベートで毎日かけている一番の理由は、実はこれです。
僕のモデルは調光レンズで、室内ではほぼクリア、外に出るとグリーンに濃くなります。メガネとサングラスを1本で兼ねられるので、買い物に出るときに掛け替える動作が消えました。
HUAWEIにこの機能はありません。スペック比較では見落としやすいところですが、毎日の使い勝手にはかなり効いています。
ただし運転中は暗くなりません
ここは正直に書いておきます。調光レンズは車の中ではほとんど効きません。
調光レンズは紫外線に当たると濃くなる仕組みです。ところが車のフロントガラスは、2枚のガラスの間に中間膜を挟んだ合わせガラスで、この膜に紫外線吸収剤が入っています。紫外線の99%前後がここでカットされるので、レンズを濃くするきっかけそのものが車内には届きません。
これはRay-Ban Metaの欠陥ではなく、紫外線で反応するタイプの調光レンズに共通する性質です。海外のレビューでも、Ray-Ban Meta の調光レンズはフロントガラスに遮られて車内では効きにくく、専用のサングラスほど濃くならないと報告されています。
僕も運転するときは別にサングラスをかけています。調光レンズで掛け替えが減るのは徒歩や自転車での外出まで、と考えておくのが正確です。運転中の眩しさまで1本で解決したいなら、可視光にも反応する「可視光調光レンズ」を扱っているメガネ店で相談したほうが早いです。
今から買うなら:初代はもう買えません
ここは大事な注意点です。僕が使っているHUAWEI Eyewearの初代は、すでに世代交代しています。今から買うなら HUAWEI Eyewear 2 になります。
しかも2世代目のほうが安く、性能も上がっています。音楽再生が約6時間から最大11時間に伸び、充電も約50分で終わります。僕の初代をあえて選ぶ理由は無いです。
HUAWEI Eyewear 2 ウェリントン型ハーフリム ブラック
約23,890円
| タイプ | オーディオグラス(カメラなし) |
|---|---|
| 連続再生 | 音楽 最大11時間 / 通話 最大9時間 |
| 充電 | 約50分 |
| 防水 | IPX4 |
Good
- ・軽くて1日中かけていられる
- ・音質が上位機より好みだった
- ・カメラが無いので職場や会議で気を使わない
- ・Ray-Ban Metaの3分の1以下の価格
Bad
- ・カメラは付いていない
- ・調光レンズは選べない
Ray-Ban Meta スマートグラス WAYFARER (Gen 2) シャイニーブラック / 調光グラファイトグリーン
89,100円
| 実測重量 | 51g(当サイト計測) |
|---|---|
| カメラ | 12MP写真 / 3K動画 |
| 連続再生 | 単体 最大8時間 / ケース込み 最大48時間 |
| レンズ | 調光(クリア↔グラファイトグリーン) |
Good
- ・カメラの画質が想像以上に良い
- ・調光レンズでサングラスと兼用できる
- ・手ぶらで撮れるので両手がふさがっていても使える
- ・充電ケース込みで最大48時間
Bad
- ・36gのオーディオグラスと比べると重い
- ・鼻パッドが無い一体成型ブリッジでずり落ちやすい
- ・AI機能は期待するほど使わなかった
- ・音質は安いHUAWEIのほうが好みだった
- ・調光レンズは運転中ほとんど濃くならない
買う前に確認したい技適マークのこと
スマートグラスはBluetoothとWi-Fiを使う無線機器なので、日本国内で使うには技適マークが必要です。
通販サイトには海外版が混ざっていることがあります。中身は同じでも、技適が通っていない個体を国内で使うのは電波法上まずい。販売元がAmazon.co.jpか、メーカー正規の販売店になっているかを注文前に確認してください。数千円安いからと海外版を選ぶ場面ではないです。
Ray-Ban Meta は Meta公式サイト、レイバンの直営店・公式オンラインストア、正規取扱店でも買えます。

ちなみにRay-Ban Metaのケースはこの革のケースで、これ自体が充電器になっています。見た目は普通のメガネケースなので、持ち歩いていて浮きません。
こんな人はどっち
Ray-Ban Meta が向いている人
- 子どもやペット、アウトドアを手ぶらで撮りたい
- 室内と屋外の行き来が多く、サングラスと兼用したい
- 数時間単位で使う(かけっぱなしにはしない)
- ※鼻が低い自覚があるなら、ウェイファーラーではなくローブリッジフィットのあるヘッドライナーを
HUAWEI Eyewear が向いている人
- 仕事中や家事中に音楽・動画の音声を流しっぱなしにしたい
- 朝から晩までかけていたい
- 音質を優先したい
- 3万円以内に抑えたい
よくある質問
レイバンメタって実際どのくらい重いんですか?
僕の実測で51gです。普通のプラスチックのメガネがだいたい20〜30g台なので、体感でも「メガネより重いもの」として感じます。ずっとかけるより、使う時間を決めてかけるほうが快適でした。
ずり落ちてきませんか?
僕のウェイファーラーはずり落ちます。51gという重さもありますが、それ以上に鼻パッドが無い一体成型のブリッジであることが大きいです。欧米ブランドのフレームは鼻ブリッジが高い前提で作られているので、鼻が低いと支えきれません。鼻が低い自覚がある人は、ローブリッジフィットの設定があるヘッドライナーを選ぶか、店舗で試着してから買ってください。
AI機能は必要ですか?
僕は使いませんでした。よく聞かれますが、正直そこは気にしなくていいです。カメラを使うかどうかで決めたほうが後悔しないと思います。
度付きレンズにできますか?
どちらもできます。Ray-Ban Meta は度付き対応モデルが別に用意されていて、ファーウェイのほうはオンデーズの店舗でレンズを入れられます。ただ僕は視力が良くて度なしで使っているので、度付きの掛け心地までは書けません。そこは実店舗で試したほうが確実です。
調光レンズは運転中も使えますか?
色は変わらないと思っておいてください。車のフロントガラスが紫外線を99%前後カットするので、紫外線で反応するタイプの調光レンズは車内でほぼ働きません。僕も運転のときは普通のサングラスに掛け替えています。
音漏れしませんか?
どちらもオープン型なので、静かな場所で音量を上げると周りに聞こえます。図書館やオフィスでは音量を絞る前提で考えてください。
バッテリーはどのくらい持ちますか?
Ray-Ban Meta が単体で最大8時間、充電ケースと合わせて最大48時間。ただしこの8時間は通常使用での数字で、音楽を流し続けたりAIを使い続けると5時間前後まで落ちます。HUAWEI Eyewear 2 は音楽再生で最大11時間なので、聴きっぱなしの用途ではこちらが上です。
ファーウェイ アイウェアの初代はまだ買えますか?
新品はほぼ流通していません。今から買うなら2世代目のHUAWEI Eyewear 2 です。初代より安くて再生時間も長いので、あえて初代を探す理由は無いです。
あわせて読みたい
- 仕事中に使える外音取り込みイヤホンおすすめ4選|話しかけられても安心 — 耳をふさがずに音を流したい人は、オーディオグラスと比べてみてください
- 自転車向け骨伝導イヤホンおすすめ4選【2026年法改正対応】安全に音楽を楽しむ方法 — 耳をふさがない選択肢をもう少し安く探すなら
この記事で紹介した商品