4Kモニター27インチと32インチ、結局どっちを買うべきか
27インチと32インチ、値段が3〜5千円しか変わらないのに何が違うのか。僕も最初はスペック表を睨んで固まりました。
僕の場合、2023年10月に在宅勤務を始めたタイミングで最初は27インチ4Kを2枚並べて使っていました。1年半ほど経って「デスクの左右端が遠い」と感じ始め、右側の1枚を32インチに買い替えたのがきっかけ。今は27+32の混在デュアルで落ち着いています。身長176cmでデスクに8〜10時間座る人間の感想として、もう27インチ2枚には戻れません。
ただ、サイズ選びでハマったのは別のところ。Windowsのスケーリング設定で1週間迷走しました。100%だと文字が小さすぎて目が死に、175%だと広さが活きない。150%に落ち着くまで毎日設定をいじってました。サイズと同じくらい、このスケーリングの話は先に知っておいた方がいいですね。
ざっくりの結論。 デスクの奥行きが60cm以下なら27インチ、70cm以上あるなら32インチ。ゲーム中心なら27インチ、仕事メインなら32インチが合います。
27インチと32インチ、そもそも何が違う?
4K(3840×2160)の解像度は同じです。ただ、画面が大きくなると画素密度(ppi)が変わる。これが文字の見やすさに直結します。
| 商品 | 画素密度 | 推奨視聴距離 | Windowsスケーリング推奨 | 価格帯の目安 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| ★ 27インチ(Dell S2725QC-A) 約4.0〜4.5万円 | 約163ppi | 50〜70cm | 150% | 3万〜7万円 | |
| 32インチ(Dell S3225QS-A) 約4.5〜5.5万円 | 約140ppi | 70〜90cm | 125〜150% | 4万〜10万円 |
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| 項目 | 27インチ | 32インチ(31.5インチ) |
|---|---|---|
| 画素密度 | 約163ppi | 約140ppi |
| 横幅の目安 | 約61cm | 約71cm |
| 推奨視聴距離 | 50〜70cm | 70〜90cm |
| 文字の見やすさ(等倍) | かなり小さい | やや小さいが読める |
| Windowsスケーリング推奨 | 150% | 125〜150% |
| 価格帯の目安 | 3万〜7万円 | 4万〜10万円 |
27インチは163ppiで密度が高く、映像はシャープ。ただ等倍だと文字が小さすぎて実用的じゃないです。32インチは等倍でもギリギリ読めるサイズになるので、4Kの広さをそのまま活かしやすい。僕が27インチ2枚時代にスケーリング100%を試して断念したのは、まさにここが原因でした。
27インチ4Kが合う人
良いところ
- 横幅約61cmで、奥行き60cmのデスクにも置ける。省スペース性は地味に大きい
- 画面全体が視野に収まる。FPSやアクションゲームで敵を見落としにくい
- 同スペック帯で32インチより1〜2万円安いモデルが多い
- 163ppiの密度で写真や動画がシャープに見える
惜しいところ
- 等倍だと文字が小さい。スケーリング150%にすると実質WQHD相当の作業スペースになり、4Kの広さが半減する
- ウィンドウを左右に並べると片方がかなり狭くなる。Excelと資料を並べて作業する人には物足りない
27インチの本命:Dell S2725QC-A
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| パネル | IPS(非光沢) |
| 解像度 | 3840×2160(4K) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 色域 | sRGB 99% |
| 接続端子 | USB-C×1(映像出力+給電対応)、HDMI×2 |
| HDR | HDR10対応 |
| スピーカー | 内蔵 |
| スタンド | 高さ調整・縦横回転対応 |
| 実売価格 | 約4.0〜4.5万円 |
USB-C 1本でノートPCと接続できて、120Hz対応。4万円台で4K・120Hzが手に入るのはかなり強いです。Amazon限定モデル(-A付き)は無輝点5年保証付きなので、ドット抜けで泣くリスクも減ります。僕が在宅勤務のメイン機を新調するなら、現状この価格帯ではまずここから検討します。
惜しいのは、内蔵スピーカーの音質がそれなり止まりなこと。社内Web会議は問題ないですが、音楽や映像を楽しむなら外付けスピーカーが前提ですね。
27インチのコスパ枠:INNOCN 27C1U
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| パネル | IPS(非光沢) |
| 解像度 | 3840×2160(4K) |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| 色域 | sRGB 100%、HDR400 |
| 接続端子 | USB-C×1(65W給電)、HDMI 2.0×2、DP 1.4×1 |
| スピーカー | 5W内蔵 |
| スタンド | 高さ調整・縦横回転対応 |
| 実売価格 | 約3.0〜3.5万円 |
3万円台前半で4K・USB-C 65W給電対応はかなり安いです。リフレッシュレートは60Hzなので、ゲーム用途には向きません。仕事と動画視聴メインなら必要十分。端子の種類が豊富で、会社支給のノートPCと個人PCを切り替えて使う在宅勤務には便利ですよ。
惜しいのはブランドの知名度。初期不良対応のスピードはDellに比べるとワンテンポ遅いので、長期で腰を据えて使うなら安心料としてDellを選んでおくほうが無難。
32インチ4Kが合う人
良いところ
- スケーリング125%でも文字が実用サイズになり、4Kの広さをそのまま作業領域として使える
- ウィンドウを左右に並べても、それぞれが十分な幅。僕は右側にExcel、左側にChromeを並べて縦に2つずつ、計4画面で使ってます
- 映画やゲームの迫力が27インチと比べて明らかに増す
- 文字を細めずに読めるので、長時間のデスクワークで目が楽
惜しいところ
- 適切な視聴距離を取るには奥行き70cm以上のデスクが必要
- 付属スタンドが大きくデスクを圧迫する。モニターアーム前提で考えた方がいい
- 同スペックの27インチより1〜2万円高いことが多い
32インチの本命:Dell S3225QS-A
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| パネル | VA(非光沢) |
| 解像度 | 3840×2160(4K) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 色域 | DCI-P3 95% |
| 接続端子 | DP 1.4×1、HDMI×2 |
| HDR | HDR10対応 |
| スピーカー | 5W×2 デュアルスピーカー |
| スタンド | 高さ調整対応 |
| 実売価格 | 約4.5〜5.5万円 |
DCI-P3 95%の広色域とVAパネルの高コントラストが強みの31.5インチモデルです。VAは黒が沈むので、夜に映画を観ると27インチのIPSより深みが段違い。120Hz対応でスクロールもなめらかでした。Amazon限定の無輝点5年保証付きが人気です。
惜しいのはUSB-Cポートがない点。ノートPC1本で運用する人はケーブルがごちゃつくので、そこは覚悟が要ります。
32インチのハイエンド:LG 32UQ850V-W
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| パネル | IPS Black(非光沢) |
| 解像度 | 3840×2160(4K) |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| 色域 | DCI-P3 98%、DisplayHDR 400 |
| 接続端子 | USB-C×1(90W給電)、DP×1、HDMI×2 |
| 色深度 | 約10.7億色(8bit+FRC) |
| その他 | KVMスイッチ搭載 |
| 実売価格 | 約7.5〜9.0万円 |
USB-C 90W給電とKVMスイッチ搭載の、在宅ワーカー・クリエイター向けハイエンドです。IPS Blackパネルは通常IPSの2倍のコントラスト比(2000:1)で、黒の表現力が段違い。DCI-P3 98%の広色域で写真・動画編集もいけます。KVMで会社PCと個人PCをキーボード・マウス共有で切り替えられるのは、在宅勤務には地味に効きますよ。
惜しいのはリフレッシュレートが60Hz止まりなこと。ゲームをガッツリやるなら物足りないので、仕事と映像編集メインの用途に絞ったほうがいいです。
用途別サイズ早見表
| 用途 | 合うサイズ | 理由 |
|---|---|---|
| FPS・格闘ゲーム | 27インチ | 画面全体を把握しやすく反応速度が上がる |
| RPG・映画鑑賞 | 32インチ | 没入感と映像の迫力が段違い |
| 事務作業・在宅ワーク | 32インチ | マルチウィンドウが快適で文字も読みやすい |
| プログラミング | 32インチ | コードとドキュメントを並べて表示できる |
| 写真・動画編集 | どちらも可 | 色域や色精度を優先して選ぶ |
| 省スペースのデスク | 27インチ | 奥行き60cmのデスクでも快適 |
デスクの奥行きで決める
サイズ選びで一番効くのは、実はデスクの奥行きです。
- 奥行き60cm以下 → 27インチ。32インチだと近すぎて、画面端を見るときに首を振ることになります。長時間作業で肩が死にます
- 奥行き60〜70cm → 27インチが無難。32インチも使えますが、モニターアームで位置を下げて奥に引くのが前提
- 奥行き70cm以上 → 32インチが活きる。適切な距離を取れるので4Kの広さを素直に活かせる
奥行きを測るのが面倒なら、今使っているモニターから目までの距離を腕で測ってみてください。腕をまっすぐ伸ばして画面に届くなら約60cm。その距離なら27インチ、それ以上離れているなら32インチが快適ですよ。
ちなみに僕のデスクは奥行き70cmで、32インチを置いた最初の1週間は「でかすぎたかも」と思ってました。2週間目から慣れて、今は27インチに戻ると狭く感じます。慣れってこわい。
よくある質問
「27インチの4Kは意味ない」って本当?
正直、使い方次第です。Windowsのスケーリングを150%にすると、広さの面ではWQHDとほぼ同じになります。「広さ」目的で買うなら27インチの4Kは割に合わない。ただ、文字のなめらかさや写真のシャープさは確実に良くなるので、画質重視なら意味があります。僕は最初27インチを2枚で使っていて、広さに不満が出て32インチを買い足した組です。
32インチだと大きすぎませんか?
奥行き70cm以上のデスクなら大丈夫です。最初の1〜2週間は大きく感じますが、ほとんどの人が慣れます。むしろ慣れたあとに27インチに戻ると「え、狭い」ってなります。奥行き60cm以下の狭いデスクに置くと圧迫感が出るので、その場合はモニターアームで奥に引くことを先に考えたほうがいいですね。
ゲームと仕事の両方に使いたい場合は?
ぶっちゃけ、FPSやアクションゲームをガチでやるなら27インチです。視線移動が少ないぶん反応速度で有利。仕事メインでゲームはたまにやるくらいなら32インチでも不便は感じません。Dell S3225QS-Aみたいな120Hz対応の32インチを選べば、両立はできます。僕のように混在デュアル(27+32)にして、ゲームは27インチ側で映す手もあります。
MacBookとの相性が良いのはどっち?
どちらでも問題なく使えますが、USB-C対応モデルを選ぶと楽です。MacはRetinaに合わせてスケーリングを自動調整してくれるので、27インチでも32インチでも文字の見やすさは確保されます。ケーブル1本で済むDell S2725QC-AかLG 32UQ850V-Wを選べば、デスク周りの配線が一気に減りますよ。
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