エルゴヒューマン vs FlexiSpot|ワークチェア、値段が2倍以上違うけど差はある?
エルゴヒューマン プロ2が約12万円、FlexiSpot C7 Proが約5万円。2倍以上の価格差ってなんなのか。僕も在宅勤務3年目に突入するタイミングで、本気で悩みました。
在宅勤務に切り替えた最初の1年は、ニトリの1.5万円のチェアで粘ってました。ただ、身長176cmでデスクワーク1日8〜10時間という使い方だと、半年で座面が明確にヘタる。腰が夕方ごろから重くなって、気づけば整骨院に月1で通っていました。これはチェアにちゃんと投資しないとダメだな、と。
そこで候補に挙がったのがエルゴヒューマン プロ2と FlexiSpot C7 Pro。僕は関東のビックカメラとヨドバシでエルゴヒューマン プロ2を30分以上座り込み、その後ネットで FlexiSpot C7 Pro も取り寄せて2週間試しました。結論を先に言うと、価格差ぶんの違いは確実にあります。ただ、その差に12万円を出す価値があるかは、1日何時間座るかで変わります。
エルゴヒューマンとは?(候補調査フェーズの印象)
エルゴヒューマン(Ergohuman)は、台湾のComfort Seating社がつくるエルゴノミクスチェアです。日本では関家具が正規代理店として販売していて、家電量販店のオフィスチェアコーナーに必ずといっていいほど置いてあります。
僕が店舗で最初に触ったとき、いちばん驚いたのは独立式ランバーサポートの「追従感」。座り直したり前傾したりしても、腰の支えが勝手についてくるんですよ。ニトリのチェアから乗り換えを検討していた身には、これは別世界でした。2023年にフルモデルチェンジして、現行モデルは「エルゴヒューマン2」シリーズ。旧プロの中古も見ましたが、メッシュの張り替えコストを考えて新型に絞りました。
FlexiSpotとは?(候補調査フェーズの印象)
FlexiSpot(フレキシスポット)は、電動昇降デスクで有名なブランドです。僕自身、デスクはFlexiSpot E7を3年使っていて、壊れたことは一度もない。その信頼感もあってC7 Proを候補に入れました。
C7シリーズはスタンダードな「C7」、フルメッシュの「C7 Air」、オットマン付きの「C7 Pro」の3種類。ネットで実物を見たときの印象は「この価格でここまで調整機構つけるの?」という驚きでした。ただ、店舗で座れる場所がほぼなくて、ネット購入に踏み切るしかなかったのが唯一のハードルです。
スペック比較表
| 商品 | 価格帯 | リクライニング | ランバーサポート | オットマン | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| エルゴヒューマン プロ2 ハイタイプ 約110,000〜132,000円 | 約110,000〜132,000円 | 最大141度・4段階固定 | 独立式・高さ調節可 | なし(別モデルに内蔵) | |
| ★ FlexiSpot C7 Pro 約49,800〜59,800円 | 約49,800〜59,800円 | 最大128度・無段階固定 | 独立式 | 付属 |
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| 項目 | エルゴヒューマン プロ2 ハイタイプ | FlexiSpot C7 Pro |
|---|---|---|
| 型番 | EHP2-HAM-BF-BK | C7 Pro |
| 価格帯(税込) | 約110,000〜132,000円 | 約49,800〜59,800円 |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 700×665×1,150〜1,315mm | 675×715×1,155〜1,280mm |
| 座面高 | 455〜540mm | 465〜525mm |
| 重量 | 約28kg | 約22.4kg |
| 耐荷重 | 約120kg | 136kg |
| 座面素材 | エラストメリックメッシュ | メッシュ |
| リクライニング | 最大141度・4段階固定 | 最大128度・無段階固定 |
| 前傾チルト | あり | あり |
| ランバーサポート | 独立式・高さ調節可 | 独立式 |
| ヘッドレスト | 高さ・角度調節可 | 2D調節 |
| アームレスト | 4Dアジャスタブル | 360度回転・4D調節 |
| オットマン | なし(別モデルに内蔵) | 付属 |
| 保証期間 | JOIFAガイドライン準拠 | 3年 |
エルゴヒューマン プロ2 ハイタイプ スペック詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | エルゴヒューマン プロ2 ハイタイプ |
| 型番 | EHP2-HAM-BF-BK |
| メーカー | 関家具(Comfort Seating社製) |
| フレーム | アルミポリッシュ |
| メッシュカラー | ブラック・ホワイト・レッド・ブルー・グリーン |
| フレームカラー | ブラック・グレー |
| 主な機能 | 独立式ランバーサポート、前傾チルト、4段階リクライニング、メモリーロッキング |
FlexiSpot C7 Pro スペック詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | FlexiSpot C7 Pro |
| 型番 | C7 Pro |
| メーカー | FlexiSpot Japan |
| フレーム | 樹脂+金属 |
| カラー | ブラック・グレー |
| 主な機能 | 独立型ランバーサポート、前傾チルト、シンクロロッキング、オットマン内蔵 |
座り心地・調整機能の違い(2週間使い比べた感想)
ランバーサポート(腰の効き)
両者とも独立式ランバーサポートです。でも、効き方はだいぶ違います。
エルゴヒューマン プロ2のランバーは、ほんとうに「追従してくる」感覚。座面に深く腰掛けたときと、少し前のめりでキーボードを叩いているときで、腰に当たる力が自動で変わります。僕が店舗で30分座り込んだときも、意識しないのに腰が支えられている。ここが12万円の正体だな、と納得しました。
FlexiSpot C7 Proのランバーも、この価格帯ではしっかり効きます。ただ、追従性ではエルゴヒューマンに一歩劣る。僕の体格(176cm・70kg)だと、高めに調整したときに「腰の一点だけぐっと押してくる」感じがあって、2時間超えたあたりから違和感が出ました。惜しいポイントはここ。
リクライニングと体の預け方
エルゴヒューマン プロ2は最大141度・4段階固定。ロッキングの硬さをノブで無段階に調節できます。昼休みに深く倒して目を閉じると、背中全体にメッシュが追従する感じで、仮眠の質が上がる。ここはさすが高級機。
FlexiSpot C7 Proは最大128度のシンクロロッキング。背もたれと座面が連動して倒れる方式で、無段階固定も可能です。普段の作業ならまったく困らない可動域ですが、「昼寝もチェアで完結させたい」派の僕としては、もう10度欲しかったのが正直なところ。
ヘッドレストと首への当たり方
ここは意外と見落とされがち。エルゴヒューマン プロ2のヘッドレストは高さと角度の両方を調整できて、後頭部ではなく首の後ろ(うなじ下あたり)にフィットする位置まで寄せられます。首が楽で、長時間リモート会議してても疲れにくい。
FlexiSpot C7 Proのヘッドレストは2D調節で、角度の自由度はエルゴヒューマンほどではありません。僕の骨格だと、頭をもたせかけた瞬間にちょっと前に押し出される感覚があって、ここは慣れが必要でした。
アームレスト
エルゴヒューマン プロ2は4D調節(高さ・角度・左右・前後)。FlexiSpot C7 Proは4D調節に加えて360度回転。アームレストの自由度だけ見ると、実はC7 Proのほうが上なんですよね。キーボードを手前に引いて打つときに、アームを斜めに振れるのは地味にありがたい。
価格差をどう見るか(僕が出した答え)
改めて整理すると、こんな感じ。
- エルゴヒューマン プロ2 ハイタイプ: 約110,000〜132,000円
- エルゴヒューマン プロ2 オットマン: 約140,000〜165,000円
- FlexiSpot C7 Pro(オットマン付き): 約49,800〜59,800円
- FlexiSpot C7(オットマンなし): 約39,800〜49,800円
僕はデスク環境に12万円以上投資してきましたが、そのうち半分以上がチェアに回っている計算です。最終的にエルゴヒューマン プロ2を選んだ理由は、1日8〜10時間座るから。単純計算で年2,000時間超なので、10年で2万時間。12万円を2万時間で割ると1時間6円です。整骨院代(月6,000円)が浮く方が効きます。
ただ、1日3〜4時間しか座らない人に12万円はさすがに過剰だと思います。そういう人にこそFlexiSpot C7 Proが刺さる。5万円で独立ランバーと前傾チルト、オットマンまで付いてくる。ニトリの1.5万円チェアから乗り換えるだけで、腰の疲労度はぜんぜん違うはず。
ちなみに、FlexiSpotの電動昇降デスクを使っている人なら、C7 Proは見た目もしっくりきます。僕のE7デスクとの相性は良さそうでした。
用途別、どっちを選ぶか
エルゴヒューマン プロ2が合う人
- 1日8時間以上デスクワークする在宅ワーカー・エンジニア
- 腰痛持ちで、ランバーの追従性に投資したい人
- 10年使う前提で減価償却したい人
- うなじまで預けて昼寝もしたい人
惜しいのは重量28kgでクソ重いこと。組み立て済みで買っても、部屋のレイアウトを変えるときは覚悟が要ります。
FlexiSpot C7 Proが合う人
- 予算5〜6万円でエルゴノミクスチェアに踏み出したい人
- 初めてのランバーサポート付きチェアで様子見したい人
- オットマンで脚を伸ばしたい人
- FlexiSpotの昇降デスクを使っている人
惜しいのは、店舗で試座できる場所がほぼないこと。ネット購入のギャンブル要素は残ります。あと、僕の体格だとランバーが1点に当たる感じがあったので、体格が小柄な人ほど合いやすい印象です。
結論:予算と使用時間で決める
予算10万円以上を出せて、1日8時間以上座るなら、エルゴヒューマン プロ2で後悔しないです。僕はこっちに落ち着きました。追従ランバーとヘッドレストの作り込みは、毎日の疲労度に効きます。
予算5〜6万円でまずは試したいなら、FlexiSpot C7 Proが現実解。ニトリや無印のチェアからの乗り換えなら、明らかにステップアップを感じられます。
どっちにしても、可能ならビックカメラやヨドバシで一度座ってみてください。僕も店舗で30分座ったからこそ決断できました。ネットの情報だけで12万円のチェアを買うのは、正直ハードルが高いです。
よくある質問
ぶっちゃけ、体が大きい人はどっち?
耐荷重はC7 Proが136kg、エルゴヒューマン プロ2が約120kg。数字だけ見るとC7 Proが余裕あります。ただ、座面の奥行きと背面のホールドはエルゴヒューマンのほうが大柄向けに作られている印象。176cm・70kgの僕でも、エルゴヒューマンのほうが「包まれる」感覚はありました。身長180cm超えの人は、できれば試座してからのほうが安心です。
C7 ProとC7無印、5,000円くらいしか変わらないけどProにすべき?
よく聞かれるけど、正直ここは予算次第でいいです。差は主にオットマン(フットレスト)と360度回転アームレスト。昼休みに脚を伸ばしたいならProですが、机の下に足を突っ込んで仕事するタイプの人はC7無印で十分。僕もデスク環境を変えた当初は「オットマンいる?」と思っていましたが、実際にあると昼寝の質が上がるので結局Pro推しです。
ハイタイプとオットマンタイプ、エルゴヒューマンはどっちが得?
価格差は約3万円。ハイタイプはヘッドレスト付きのスタンダード、オットマンタイプは座面下に収納式オットマンが入っています。僕はハイタイプにしました。理由は、オットマンを出すと結局背もたれを倒す必要があって、それならベッドで休んだほうが早いと判断したから。作業集中重視ならハイタイプで十分です。
組み立てって大変?
C7 Proは自分で組み立てる方式で、説明書を見ながら30〜40分くらい。僕は一人で組みましたが、座面パーツがそこそこ重いので、大きめの箱を開けるスペースは確保しておいたほうがいいです。エルゴヒューマン プロ2はAmazonなどで「メーカー組立済み完成品」を選べるので、届いたらすぐ座れます。12万円のチェアを自力で組むストレスを考えると、完成品一択でした。
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