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除湿機のコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式、どれを選ぶべきか

除湿機のコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式、どれを選ぶべきか
Photo by justinedgecreative on Pixabay

コンプレッサー式とデシカント式、値段も見た目も似てるのに、なんで方式が分かれてるのか。最初に除湿機を選ぶとき、ここで止まる人は多いと思います。僕も最初は「安いほうでいいや」でデシカントを買って、夏に部屋がサウナ化して本気で後悔しました。今はコンプレッサー1台+デシカント1台の2台持ちです。

在宅ワーク3年目、テスラを買ってから1ヶ月半。部屋干し量も増えたので、除湿機は生活インフラに昇格しました。方式ミスマッチで買い直したお金で、ハイブリッドがほぼ1台買えたレベルです。同じ失敗をしないでほしいので、実体験ベースで書きます。


3方式の比較表:まずは全体像を把握

除湿機 3方式 主要スペック比較
商品 除湿方式電気代(1時間)得意な季節騒音 購入
三菱 サラリ MJ-M100VX(コンプレッサー式)
約35,000円
コンプレッサー式約5〜7円梅雨〜夏やや大きい
アイリスオーヤマ IJD-I50(デシカント式)
約18,000円
デシカント式約10〜15円秋〜冬比較的静か
シャープ CV-SH150(ハイブリッド式)
約45,000円
ハイブリッド式約5〜12円通年モードで変動

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比較項目コンプレッサー式デシカント式ハイブリッド式
仕組み空気を冷やして結露で除湿乾燥剤(ゼオライト)+ヒーターで除湿両方を季節に応じて自動切替
電気代(1時間)約5〜7円約10〜15円約5〜12円(季節で変動)
得意な季節梅雨〜夏(高温多湿)秋〜冬(低温でも安定)通年
苦手な季節冬(15℃以下で能力低下)夏(室温が上がりやすい)特になし
室温上昇少ない(1〜2℃)大きい(3〜5℃)少ない〜中程度
騒音やや大きい(コンプレッサー振動)比較的静かモードで変動
本体サイズやや大きい・重いコンパクト・軽量大きい・重い
価格帯1.5万〜4万円1万〜2.5万円4万〜6万円

表だけ見ると「ハイブリッド最強じゃん」と思うかもしれません。でも僕が最終的にたどり着いたのは、コンプレッサー+デシカントの2台持ちです。理由は後半で書きます。


コンプレッサー式の仕組みとメリット・デメリット

仕組み

コンプレッサー式はエアコンの除湿とほぼ同じ原理です。湿った空気を冷却器で冷やすと結露が出るので、その水滴をタンクに集める。雑に言えば「部屋の中で冷たいコップを作って水滴を絞る」イメージです。

メリット

  • 電気代が安い: ヒーターを使わないので、1時間あたり約5〜7円
  • 室温が上がらない: 夏場でも部屋が暑くならないのが本当にありがたい
  • 除湿パワーが強い: 気温25℃以上の梅雨〜夏は圧倒的に速い

デメリット

  • 冬は能力ガタ落ち: 室温15℃以下になると結露しにくくなる
  • 振動音が気になる: ブーンと低音が響くタイプ
  • 重い: 6〜12kgあって、部屋間移動が地味にしんどい

代表モデル: 三菱電機 サラリ MJ-M100VX

三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリ MJ-M100VX-W

約35,000円

除湿方式 コンプレッサー式
除湿能力 10 L/日
適用畳数 木造11畳・鉄筋23畳
タンク容量 3 L
消費電力 215W(50Hz)

Good

  • ・ムーブアイが生乾き部分を検知して集中乾燥
  • ・冬モード搭載で低温時もある程度対応
  • ・連続排水対応で長時間運転OK

Bad

  • ・冬場は能力低下が避けられない
  • ・本体重量が約12.7kgとやや重い

僕が2年目に買い替えた機種です。ムーブアイが洗濯物の乾き残り部分を検知して、そこに風を集中的に当ててくれる。梅雨時に厚手のパーカーを干しても、半日でカラカラになりました。デシカント時代は同じ条件で丸1日かかっていたので、スピード差に驚きました。電気代もデシカントと比べて体感で半分。請求書を見て正直ニヤけました。

惜しいのは本体重量が約12.7kgあること。リビング→寝室の移動で、「重っ…」と毎回つぶやいてます。あとコンプレッサー音も、夜中は少し気になるレベル。寝室で使うならタイマー切り必須です。排水ホースは風呂場まで伸ばして連続排水にしているので、タンクを捨てる手間はゼロになりました。これは買って一番良かった運用かもしれません。


デシカント式の仕組みとメリット・デメリット

仕組み

デシカント式(ゼオライト式とも呼ばれる)は、ゼオライトという乾燥剤に空気中の水分を吸着させる方式です。吸った水分をヒーターで飛ばして、また吸って…を繰り返します。コンプレッサーがないのでコンパクトで軽い機種が多いです。

メリット

  • 冬も能力が落ちない: 気温に左右されないので結露対策に強い
  • 軽い: 3〜7kg。片手で持って階段も上がれるサイズ感
  • 静か: コンプレッサー振動がないので、寝室や書斎でも使いやすい

デメリット

  • 電気代が高い: ヒーター稼働で1時間あたり約10〜15円。コンプレッサーの2倍
  • 室温が爆上がり: ヒーター排熱で3〜5℃上昇。夏場は本当にキツい
  • 大部屋には力不足: リビング全体の除湿にはややパワー不足

代表モデル: アイリスオーヤマ IJD-I50

アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50

約18,000円

除湿方式 デシカント式
除湿能力 5 L/日
適用畳数 〜13畳
タンク容量 2.5 L
消費電力 590W

Good

  • ・サーキュレーター付きで衣類乾燥が速い
  • ・冬場でも除湿能力が安定
  • ・1万円台のコスパの良さ

Bad

  • ・電気代がコンプレッサー式の約2倍
  • ・夏場は室温上昇が気になる

僕の1台目がまさにこのクラスのデシカントでした。最初は梅雨の部屋干しに使ってたんですが、7月下旬の35℃の日にスイッチを入れたら悲劇が起きました。2時間後、室温が3℃上がって部屋が完全にサウナ化。エアコン併用でなんとか耐えたけど、「これ除湿機として詰んでない?」と本気で思いました。

ただ冬に使い方を変えたら印象が180度変わりました。1月の窓際、結露で垂れた水で床が濡れる現象が、IJD-I50を窓の前に置いたらピタッと止まった。コンプレッサーでは絶対出せないパフォーマンスです。だから今はリビングのコンプレッサーと別枠で、寝室の結露対策用に置いています。サーキュレーター機能もシンプルに強くて、部屋干しに直接風を当てられるのは便利。惜しいのは590Wという消費電力。冬だけ使う運用にしないと電気代が普通に痛いです。


ハイブリッド式の仕組みとメリット・デメリット

仕組み

ハイブリッド式はコンプレッサーとデシカントの両方を1台に積んだタイプです。夏はコンプレッサー、冬はデシカントと自動で切り替えてくれる。性能で言えば「全部載せ」です。

メリット

  • 年中安定: 季節を問わず除湿力が落ちない
  • 電気代の最適化: 夏は省エネ、冬は安定と使い分けてくれる
  • 付加機能が豪華: プラズマクラスターやナノイーなど上位機能が乗ってる

デメリット

  • 値段が高い: 4万〜6万円が相場。初期投資は重い
  • 重くてデカい: 機構が2つ入るので10〜14kgクラス
  • 選択肢が少ない: 実質シャープとパナソニックしかない

代表モデル: シャープ CV-SH150

シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-SH150-W

約45,000円

除湿方式 ハイブリッド式
除湿能力 15 L/日
適用畳数 〜38畳
タンク容量 3.6 L
消費電力 385W(コンプレッサー時)

Good

  • ・15L/日の圧倒的な除湿力
  • ・プラズマクラスター25000で消臭・除菌
  • ・通年で安定した除湿が可能

Bad

  • ・価格が約45,000円と高め
  • ・本体が大きく置き場所を選ぶ

実は2台目を選ぶときに、このシャープのハイブリッドと三菱コンプレッサーで最後まで迷いました。3日悩んで、最終的にコンプレッサーにした理由は「置き場所」です。在宅3年目でワンルーム寄りの間取りだと、15L/日・本体幅40cm超えの存在感が強すぎる。家族4人で毎日部屋干ししてる友人は迷わずこっち買ってました。

プラズマクラスター25000は生乾き臭にちゃんと効きます。友人宅の部屋干しを嗅ぎ比べたんですが、匂いの残り方が明らかに違った。惜しいのは価格と設置スペース。ワンルームや1LDKだと、ほぼ家具1個分の面積を取られます。ファミリー向けの割り切りは必要です。


電気代を具体的に比較してみよう

毎日8時間使った場合の月間電気代(電力単価31円/kWh)を比較します。

方式消費電力(目安)1日8時間の電気代月間(30日)
コンプレッサー式約170〜220W約42〜55円約1,260〜1,650円
デシカント式約500〜600W約124〜149円約3,720〜4,470円
ハイブリッド式(夏)約200〜400W約50〜99円約1,500〜2,970円

僕がデシカントからコンプレッサーに乗り換えたとき、梅雨明け月の電気代が2,500円くらい下がりました。除湿機だけでこの差です。梅雨〜夏の3〜4か月だけ使うならコンプレッサー一択でいいと思います。


用途別おすすめ:あなたに合う方式はどれ?

コンプレッサー式が合う人

  • 梅雨〜夏の湿気対策がメインの人
  • 電気代を抑えたい人
  • エアコンと併用して夏場の部屋干しをスピードアップしたい人

デシカント式が合う人

  • 冬場の結露対策にも使いたい人
  • 寝室で静かに使いたい人
  • 脱衣所・クローゼットに持ち運んで使いたい人
  • 予算1〜2万円で手軽に試したい人

ハイブリッド式が合う人

  • 1年中毎日部屋干しする人(ファミリー世帯に多い)
  • 置き場所に余裕がある人
  • 初期投資4〜6万円を払ってでも1台で完結させたい人

ちなみに僕の結論は「コンプレッサー+デシカントの2台持ち」でした。合計で約5万円なのでハイブリッド1台と値段はほぼ同じですが、リビングと寝室で並行稼働できるメリットが大きい。部屋が複数ある人にはこの運用、地味にアリです。


よくある質問

コンプレッサー式は冬にまったく使えないの?

完全に使えないわけではないです。「冬モード」や「自動霜取り」搭載モデルなら室温10℃くらいまでは実用範囲。ただ夏と比べて除湿量は半分以下に落ちるので、冬メインならデシカントを別枠で持つほうが満足度が上がります。僕自身、11月以降はリビングのコンプレッサーをほぼ切って、寝室のデシカントだけで回してます。

デシカント式の夏の室温上昇、エアコンで相殺すればOK?

物理的にはできます。ただ、エアコンの電気代がデシカントの電気代に上乗せされるだけなので、トータルで見たら確実に損です。僕がデシカント1台目をやめた最大の理由がこれでした。エアコン+デシカントで夏を乗り切る案は、電気代の明細を見た瞬間に封印しました。

ハイブリッド一択じゃないの?

実はそこが一番聞かれる質問なんですが、1台目はコンプレッサーで十分だと思います。理由は3つ。価格が約半分、本体が軽い、そして「自分の使い方」が見えてから2台目を検討できる。いきなり4〜6万円を投げるより、まずコンプレッサーで1シーズン回して、冬の結露が気になったらデシカントを追加したほうが失敗が少ないです。僕の2台持ち運用も、この順番でたどり着きました。

ペルチェ式の除湿機はどうですか?

Amazonで5,000円前後で売ってるペルチェ式、僕も一度ポチりかけましたがやめました。除湿能力が0.3〜1L/日なので、クローゼットや靴箱専用です。6畳の部屋をまともに除湿するのは難しいので、今回は比較対象から外してます。用途を割り切れるなら靴箱用にはアリですけどね。


まとめ:迷ったらこう選ぼう

使い方選ぶ方式代表モデル
梅雨〜夏だけ使うコンプレッサー式三菱 サラリ MJ-M100VX
冬の結露対策も含めたいデシカント式アイリスオーヤマ IJD-I50
1年中フル活用したいハイブリッド式シャープ CV-SH150

僕の実体験から言えるのは、方式さえ合っていれば除湿機は本当に生活の質が上がる家電だということ。方式が合ってないと、どんな有名メーカーの機種でも不満が出ます。ここだけは値段より優先してください。


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